Fesseln Ensemble - Since 1997 -
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2017.4.15(Sun) 14:30〜
大阪国際交流センター
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− Greeting −
 「フェッセルン・アンサンブル第22回定期演奏会」にご来場いただきましてありがとうございます。一年一年積み重ねてきて22回まで来ました。私たちはこれからどこへ向かっていくのか?まだまだ手探り状態です。

 22回のテーマは「憧憬〜しょうけい〜」としました。「どうけい」と読むこともあるようです。漢字の成り立ちから見ると、「心の中の小さい頃(童)の風景」と読め、どちらかというと「昔を懐かしむ」印象を受けますが、今回のテーマとして取り上げたのは、どちらかというと「あんな風になりたい」「こうできたらいいのにな」という「願望」に近い感覚です。

 音楽の世界に限りませんが、他人の作品や業績に対して「あこがれる」ことはしばしばあります。人間ですから単純なあこがれだけではなく、嫉妬といったネガティブな感情や焦燥のような感覚を持つこともあります。自分ができない・できなかったことに対する「うらやましい」が根幹にあると思われますが、芸術家は特に嫉妬と焦燥が新しい作品のモチベーションになっていると思います。

 今日の取り上げたReicha、 Danzi、 Laborの3人の作曲家はなじみのある有名な作曲家ではなく、どちらかというとあまり知られていない人たちです。それぞれの少し上や同世代のモーツアルト・ベートーベン・ブラームスなどの作曲家たちと親交を持ち、彼らの名作に憧れと嫉妬を感じていたのではないかと思います。本日演奏する曲の中からそれらを皆さんに感じ取ってもらえると演奏者冥利に尽きます。

 本日はお忙しい中、ご来場くださいまして誠にありがとうございます。憧れと嫉妬の世界へようこそ。心ゆくまでごゆっくりお楽しみ下さい。
橋本頼幸
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− Program −
F.I.ダンツィ Franz Ignaz Danzi (1763-1826)
Quintet for Piano and Winds in D minor, Op.41
T. Larghetto - Allegro
II. Andante sostenuto
V. Allegretto
オーボエ : 加茂 祐子 クラリネット : 橋本 頼幸
バソン : 瀬尾 哲也 ホルン : 杉村 由美子
ピアノ : 永山 愛美
< 休憩 〜 Intermission 〜>
Wind Quintet in D major, Op.91, No.3
T. Lento - Allegro assai
U. Adagio
V. Minuetto: Allegro vivo
W. Finale: Allegretto
フルート : 渡邊 真紀 オーボエ : 加茂 祐子
クラリネット : 永山 烈 バソン : 瀬尾 哲也
    ホルン : 杉村 由美子
J.ラボル JJosef Labor (1842-1924)
Quintet for Piano, Clarinet, Violin, Viola and Cello in D major, Op.11
T. Allegro
U. Allegretto grazioso
V. Quasi Fantasia : Adagio
W. Tema con Variazioni : Quasi Allegretto
クラリネット : 橋本 頼幸 ヴァイオリン : 熊田 千穂
ヴィオラ : 橋本 喜代美 チェロ : 森田 尚美
    ピアノ : 手嶋 有希
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− Program Notes −
ダンツィ
ダンツィは200年ぐらい前に現在のドイツで活動した音楽家です。木管五重奏曲で有名な彼のキャリアにおいて、半ば試作品のようなこの曲は随所に試行錯誤の跡がうかがえます。どの楽器に何を割り振るか、ピアノとの関係はどうしたらいいのか、その迷い悩んだ道のりを私たちとたどってみましょう。 不幸の連鎖のような世にも暗い展開の1楽章、幸せな過去を懐かしむような2楽章、厳しい現実と対峙するかのような3楽章と、ドラマのような流れをお楽しみください。 (Y.Sugimura)
ライヒャ
レッスンで先生が言う。「そこ、クラとフルート、コココココはニワトリで」ううむ、やっぱりこの曲は「トムとジェリー」なのか。明るい日が差す邸宅の庭で、ネコがネズミを追っかけ、ニワトリがびっくりして飛んだり跳ねたり。小鳥たちのさえずりが温かく彼らを包む。そんな楽し気な様子をライヒャはこの曲に表現したのかも。気難しいベートーベンも、ボン大の同級生で生涯の良き友だちであったライヒャの音楽に心安らぐ時もあっただろう。あまり知られていないライヒャ、実はパリ音楽院の作曲家教授として、リスト、ベルリオーズ、グノー、フランクを育てた偉大な人。どうぞライヒャの音楽をお楽しみあれ。(M.Watanabe)
ラボル
ラボルは、ブラームス・マーラーなどの音楽家とも親交があり、ブラームスより9つ年下のオーストリアの作曲家・ピアニストである。この変則的な構成の五重奏は1900年58歳の作品だが、私にはブラームスの晩年の名曲クラリネット五重奏曲(1891年)に大いに刺激を受けて、憧れて作られたように見える。1楽章は6拍子で超大、独特のリズム・和音などは当時発祥したジャズ(ラグタイム)的な要素を取り込んでいるところ、4楽章が主題と変奏で組み立てられ、曲の締めくくりに1楽章の主題を持ってくる構成、2楽章と3楽章の緩急はブラームスのそれと入れ替わっているものの同じ効果を狙っているところなど随所に類似性が見られる。憧れながらも自分らしさを追求した隠れた名曲ではないだろうか。 (Y.Hashimoto)

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− Members −
永山 愛美(Manami NAGAYAMA) ; ピアノ
クラリネットの永山氏は酔っぱらうといつも奥様、愛美さんのことを語る。「俺の弁当はな、あいつが娘たちの弁当を作るときに、ついでに作ってるだけのものなんだo(*≧д≦)o」永山氏の不満はひとえに、素敵過ぎる奥様へ多くの愛を求めるがゆえ。。(ごちそうさま)
渡邊 真紀(Maki WATANABE) ; フルート
家庭に仕事に勉強に、スケジュールいっぱいのまきまきさん。練習がいつも楽しい雰囲気になるのは、彼女のポジティブな人柄によるものでしょうか。今回は楽器が一部生まれ変わり、ライヒャで自由で素敵な音をお届けします。
加茂 祐子 (Yuko KAMO) ; オーボエ
オーボエとコールアングレを携えてオケに吹奏楽に室内楽にと、毎週どこかで音楽活動にいそしんでおられる加茂先輩。高校時代の頼れる先輩なのですが、以前彼女に「いつまで『先輩』と呼ばれるのか」と言われたことがあります。そこで試しに「加茂さん」と独りごちてみたところ、強烈な違和感を覚えたので、たぶんずっとそのままです。
永山 烈 (Atsushi NAGAYAMA) ; クラリネット
烈烈木五團の「団長」こと永山氏。それぞれ我が道を行くメンバーに四苦八苦する様も2年目となり、すっかり板についてきました。今回演奏するライヒャのように、メンバーを導く「先生」役よろしく。あ、後の宴会部長もよろしく(^^;
瀬尾 哲也(Tetsuya Seo) ; バソン
フェッセルン2年目の私は瀬尾さんを「バソンの人」だと思っているのですが、過去のプログラムを見るとどうやらファゴットも吹けるらしい。練習中にもかかわらず、「ファゴットも聴いてみたい〜」「いやバソンが素敵だからこのままもいい〜」と、いつも心が騒ぎます。
杉村 由美子 (Yumiko SUGIMURA) ; ホルン
赤いホルンケースに沢山のぬいぐるみを付けて現れる杉村さん。仕事をしながらいくつもの団体の演奏にも参加し、フェイスブックには訪れた場所や美味しいもの、楽しいイベントなどを日々UPする好奇心旺盛な楽しい方です。
手嶋 有希(Aki TESHIMA) ; ピアノ
今回、ラボルのメンバーを「チームキラキラボル」と呼んでいるが、それはむしろ彼女のための表現である。ラボルはピアノが実にキラキラしている。ピアノから星が飛び出てくるような曲を華麗に弾きこなす彼女。チームの女子のステージ衣装が一人おとなしかったので他の女子が阻止したとかしないとか。今日はビジュアルもサウンドもキラキラなステージをお楽しみください。
橋本 頼幸(Yoritaka HASHIMOTO) ; クラリネット
特殊な楽器編成でできる曲が限られる中、やりたいと思える、技術的に可能な(!)曲をどこからどうやって見つけて来られるのか?マイナーではあるけれど名曲を毎年提案して下さる橋本さん。そしてどんなに多忙であっても、大好きなももいろクローバーZのライブに行きまくる(?)橋本さん。時間の捻出法教えてください!
熊田 千穂(Chiho KUMADA) ; ヴァイオリン
娘ちゃんの学校まで、ときどきチェロの運び屋となっているちほりん。うちにある時に弾いてみるも慣れないヘ音記号に苦戦し、ヴァイオリンのように弾きこなすのは難しいらしいです。今日はもちろん本職のヴァイオリンで艶やかで軽やかな音色を響かせてくれます。
橋本 喜代美(Kiyomi HASHIMOTO) ; ビオラ
とっても物静かなきよみさんは、控えめで気遣い気配りの人。決して要らぬ事は言いません。お子さんにも「勉強しなさい」と言ったことが無いとか。その上、丁寧で手先の器用な方。羊毛フェルトなんかも作っちゃうそうです!憧れ〜
森田 尚美(Naomi MORITA) ; チェロ
某弦楽団で数年ご一緒したご縁で、今回初登場の福ちゃんこと森田さん。すらっとした眼鏡女子で一人娘のママさんです。最近のブームはスマホの脱出ゲームでいつかリアルの脱出ゲームをしたいそう。オススメの所があればぜひ彼女までご一報くださいね♪




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22回演奏活動を重ねても
 より高く、より遠くの景色を見たくなります。
まだできるのではないか、といつも感じています。

それでも長くやっていると
「あっ、今いいかも」という瞬間があります
。  つかんでおきたいその感覚も
  一瞬で手の中から抜け出してしまうのですが。
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