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昨年10月頃、バルコニーの手摺壁から「タイルとコンクリートの塊が落ちてきた。心配なので見てほしい。」という相談が、以前の依頼者を通じて連絡がありました。
行って見てみると確かにタイルとそのモルタルが一緒に落ちていました。建物は、重量鉄骨造の住宅で、

ALCという軽量コンクリートの成形板の外壁で、そこにデザインのいいタイルを深目地(タイルの目地には目地モルタルはなく、タイルの裏面だけで接着されている)で施工されており、バルコニー手摺も丸く形作られ意匠的にも凝ったデザインになっていました。

鉄骨造の場合、ALCにタイルをはると非常に落下の危険性が高くなります。さらに後施工しているため、現場での施工精度も相まって、落ちやすくなります。この建物も軒裏に鉄骨の金物を入れてからモルタルで整形してその上にタイルを貼っています。鉄骨に水が回って、鉄骨がさび、モルタルの付着力が低下しタイルと一緒に落下したのが、今回の事故につながったわけです。幸いなことに被害はほとんどなかったので良かったのですが、他の部分も同様な現象が発生しているため、補修が必要ということで、補修を考えることになりました。

浮いているのはバルコニーのタイル部分だけで、本体の外壁は以前補修しているため問題はありませんでした。最も簡単で安い、かつ将来的にも安心できる補修方法は、バルコニーのタイルを撤去して、モルタルで平滑にした上に、塗装をする方法です。しかし、依頼者も意匠的なこだわりが強く、タイル外観も気に入っておられます。施工が簡単であること(≒それなりに安価に仕上がる)かつ意匠的にタイルに見劣りしないこと、さらに、将来的に安心できる(再発しない)ことが今回の目的です。さらにバルコニーの曲面の半径が非常に小さく(曲がりが急)、その部分の施工が簡単な工法が少ないのです。

色々と検討の上、この全ての条件をみたすものとして、スパンドレルを提案しました。一般の方にスパンドレルといってもなかなかイメージできません。そのためにシミュレーションをし、現物や施工写真などを覧てもらいました。非常にいいものになる、という自信はあったのですが、イメージが上手く伝わりません。

工事が始まってからも依頼者から、何度も「大丈夫か?」「変じゃないか?」「工場みたいにならないか?」「建売みたいにならないか?」などなど質問のオンパレード。サンプルを持っていって見てもらっても、「色はこれで変じゃないか?」「最初の色と違うのではないか?」と次々とぶつけられます。

設計者や施工者にとっては、思ったことを都度ぶつけられることは悪いことではありません。何が気になっているか、どう思っているかを、都度聞くことができるので、軌道修正がし易いですし、納得するまで説明を重ねることができます。現場も手戻りが減ります。

ただ、今回の場合は、仕上がりのイメージを共有するのが難しいので、ある程度まで説明したらあとは「信じてください。」という他ありません。

現場はバルコニーの曲面部分に大変苦労していましたが、なんとか完成。そしてやっと足場が外れることになりました。

足場が外れると、「新築みたいになった」とご近所の人にも言われたようで、依頼者夫婦もご満足の様子。現場も苦労が報われたようで、良かったです。

終わってから、改めてシミュレーションと竣工写真を見比べてもほとんど違いがないのですが、依頼者と設計者・施工者がイメージを共有するのは本当に難しいと痛感します。ただ、設計事務所の仕事は、最後に満足してもらうことです。そのための事前の打ち合わせも説明を尽くしますし、工事中の監理(チェック)も手は抜きません。依頼者から「工事中に見てもらっていたから安心でした。」と言われることも満足につながっていくと思っています。


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